来年からブリストル(イギリス)で働く
近況報告。2018年の1月2日からついにイギリスで働く。12月18日に日本旅立つ。6月に東京のクックパッド株式会社に入社したが、ビザ(Tier 2 General)取得の都合上、 出向ではなく一度退職してからの転籍という形でイギリスのブリストル(ロンドンではない)にオフィスがあるCookpad Ltd.に入社する。妻も一緒に渡英する。
前回の近況報告からのアップデートは以下。
ビザ申請
Tier 2 General (up to 3 years)のビザ申請を行った。 参考までに超詳細に手順を書いたとしても数年後にはUK側の法律が変わっている可能性があるので、 手順は公式の情報を当たるのが良い。
- Tier 2 (General) visa - GOV.UK https://www.gov.uk/tier-2-general
9月末にIELTSの試験を受験してとりあえずかろうじてビザ申請に必要なScore*1を取ることができたので、そこからネット上でビザの申請をして出てきた書類を印刷して、新橋にあるビザ申請センターで申し込むとフィリピンのマニラに申請書類(のスキャンデータ)とパスポート(?)が送られ自分の場合はちょうど1週間で結果が帰ってきた。ここまでで11月中旬ぐらいの出来事。
移住準備・引っ越し
そこから一気に移住までの計画を立て始めた。ビザの申請が通ると自分が指定した入国期間の間に入国しないといけないのでテキパキしないといけない。 移住のためにとりあえず大量に買い物したり準備したりした。
- 飛行機のチケット確保
- 現地で家を見つけるまでの仮住まいを1ヶ月ほど確保
- 買い物
- 米を実家で取れたやつ60kgほど送ってもらった
- 各種送別会・挨拶など
もともと移住しようと思っていたので家に家具をあんまり増やさなかったけど、それでも冷蔵庫、洗濯機、机、ソファーなどの最低限の家具などもあったので、メルカリ・アッテ・ジモティで捌きました。hitode909さんのブログ*2を読んで買ったドラム式洗濯機は元値12万(購入価格)ぐらいだったのだけど、2年ほど利用して最終的にジモティで7万程度で売れました。他にもMacbook Pro 13inch(Late 2013)も5万7千円でアッテで売れました。
海外移住用の引っ越し業者はここを使いました。物は多くないのですが合計28万ぐらいかかりました。 (移住にまつわる費用は会社から手当出る)
- Tmoving - 引越しのエキスパート http://www.tmoving.co.jp/
出産・子育て
来年3月14日(予定日)に子供が産まれる予定で、話し合いの結果でブリストルで出産することに。 理由は
- どこで産んでも怖いものは怖いし痛いものは痛い(妻)
- 生まれた直後の赤ちゃんを飛行機に乗せるのは大変
- 里帰り出産を避けたい
などなど。 イギリスでは約2週間の(法定)父親休暇というのがあるらしいので少なくともそれを取得して子育て・妻のケアを頑張ります。
- Paternity pay and leave - GOV.UK https://www.gov.uk/paternity-pay-leave
今後・意気込み
今後、何年ぐらいイギリスにいるかは全く分からない(とりあえずビザは3年分だけど)。人生、辛いことばかりだと生きていくの大変だと思うので、まずは環境に適応するためにイギリスで楽しく生活できるようになることを目指す。
今の仕事はちゃんとやっていこうと思っている。今まで自分でやろうと思ったことをすぐに投げ出したことはそんなに多くはないのでなんとか慣れない環境でも頑張る。
イギリスの美味しい(くない)ご飯の画像も気が向いたら公開して行きます。
*1:Overall Scoreで4以上(5.5だったが自慢できる点数ではない https://www.gov.uk/tier-2-general/knowledge-of-english https://www.gov.uk/government/uploads/system/uploads/attachment_data/file/658919/2017-11-13-Approved_Secure_English_Language_Tests_and_Test_Centres.pdf
*2:今年買った洗濯機 - hitode909の日記 blog.sushi.money/entry/2015/12/09/201645
ISCUON7 予選2日目に参加して予選通過出来ませんでした #isucon
同僚の @kaorimatz と @takanabe_w と計3人で「海南鶏飯」(全員初参加。決起会の時にチキンライスを食べに行ったためそう名付けられた。)としてISCUONに初参加した。 言語はRubyを利用して金曜夜に第6回の予選問題をみんなで通して解いてみるなどをやってみた。
結果としては、いわゆる"Cache-Control: public"を最後までつけられずに304でアイコン画像を配信出来ず、 各サーバーの帯域が足りなくなって負荷レベルをあげられず思うように行かなかった。
"Cache-Control: public"に関しては色々言われているけどハマった側の体験としては、 画像をキャッシュされて配信しないと2段階目以上負荷レベルがあげられず、 他の処理がタイムアウトしてしまうことが多かったため、簡単に出来る改善部分もやりきってこれ以上何すれば良いんだろうか? という状態で詰まってしまったのが少し辛かった。とはいえ、インフラ側を@kaorimatzさんに任せきりになってしまっていて チームとして全力で静的ファイル配信を修正しきれなかったのが敗因だったのかもしれない。
個人としては事前にアプリ内のSQLを集計するスクリプトを準備したり、 当日は、N+1をJoinさせて消したり、DBに入ってる画像を書き出すスクリプトをサクサク書いて、 post '/profile'で新しい画像が投稿されたとこはAPIのなかで直接scpで他のホストに画像を配信するという面白実装して サーバー3台をアプリケーションとして使えるようにしたりというのをやったりして、 普段は味わえない開発体験出来てよかった。
静的ファイル配信極めていきたいなという気持ちになったISUCONだった。 あと参加言語も次回参加するならRuby以外も使えるようになりたいなと思った。
近況 2017-10-10
最近、会う人みんなに「あれ?まだ日本にいるの?」「奥さん、イギリスにいるんだっけ?」みたいな感じになるので、よくされる質問まとめておく。
イギリスへの移住のステータス
会社の試用期間が終わり、ビザ申請の処理を開始している。 先日、IELTSという申請に必要な試験を受けてきて結果待ち。基準を満たしていなかったら悲しい。
ロンドン?
ブリストルです
妻
2016年9月末に旅立って、イギリスのエクセター(3ヶ月) -> チェコのプラハ(3ヶ月) -> デンマークの北の方(1ヶ月)ぐらい滞在したのちに今年の6月には帰国している。 広尾で一緒に住んでいて、移住する際には一緒に行く予定です。
いつ頃まで日本にいるの?
年内には移住するかも? ビザ申請結果とかに依存するので具体的な日付は未定。
以上となります。各位よろしくお願い致します。
iOSDCとRubyKaigiで話してきた #iosdc #rubykaigi
9/19に早稲田大でiOSDCで15分のトーク、9/21に広島のRubyKaigiでLTをしてきました。 完全に日程が連続していて資料作るの大変だった。どちらも今年取り組んでいたことでどっかで話したいなーと思っていたものの、 どちらも通るとか思わずにノリでどちらにもプロポーザルを送ったら通ってしまったので両方で話すこととなった。
iOSDCの方はServer Side Swiftに関する話。 Sidekiqというgemが好きすぎてSwiftに移植してみて(ainame/Lumpik)その際に困ったことなどを話しました。 Server Side Swiftは、CのAPI呼び出しさえすればとりあえず動くものを作ることは出来るけど、 IO周りのライブラリが貧弱だったり、まだまだ世に出回っているServer Side用のOSSのパフォーマンスは良くないという内容でした。
Server Side Swift実用性評価 2017 #iosdc #b // Speaker Deckspeakerdeck.com
RubyKaigiの方はdlibというC++ベースのライブラリが持っているニューラルネットの顔検出器をRubyから呼び出すためのバインディングライブラリruby-dlibの話です。 GPUを使うためにCUDAとリンクしないといけないのだけどそれをmkmfでどのように行ったかというのとSidekiqなどでスケールアウトするときに、 気をつけるべきこと(GPUメモリをちゃんと解放する)というのを話しました。
こんな感じで今後もサーバーサイドやりつつアプリ開発やっていくぞ。
クックパッド株式会社に入社しました
2017年6月16日よりクックパッド株式会社に入社した。 転職する際に海外への移住を前提とした入社を進めていて、昨年 結婚した&妻を追って海外に行く - ainameの日記 のような記事を書いてからの一連の行動を続けてきて海外への移住がようやく道筋が見えてきたという具合。
何してるの
海外事業部という部署に所属していて、レシピ投稿サイトのcookpad.comの海外版を開発する仕事をしてる。 一応iOSエンジニアとして入社しているが必要あればサーバーやインフラにも触っていける雰囲気があるのでやっていきたい 💪 直近では海外版のつくれぽ機能のCooksnap機能周りを改修した。
組織
海外版の開発をするGlobalのチームは国内の海外事業部にもそれなりにメンバーは在籍しているものの、イギリスのBristolという都市にあるUKの海外本社や その他各国にある海外の拠点に所属する方々や、各国に点在するリモートで勤務している方々と一緒に仕事をしていくので日本にいながら半分リモート勤務という雰囲気もある。 自分が入社した時点で日本にいる海外事業部のエンジニアの純日本人が自分だけという状況だったが、7月から @Kazu_cocoa さんがやってきたりして社内異動もあるみたいだが、 基本的には国内版を開発する人員とは組織としては別れている。
英語
仕事は基本英語ベースになっていて、各種Platformごとのグループと役割ベースのチームそれぞれ属すことになる。 iOSエンジニア同士ではSlack/Github上でのやり取りがほとんどで、役割ベースのチームの方では日本に在籍している人たちと会話することになる。 自分自身はまだ拙い英語だけど何とか頑張って話そうとしている。ちなみにとても多くの国籍の人がいるので英語のネイティブスピーカーばかりではない(しかしみんな俺より遥かにうまい)。
合宿
iOSチーム/Androidチームそれぞれ今年になって一気にメンバーが増えたため自分が入社して4週目のタイミングで、チームビルディングなども兼ねてそれぞれのプラットフォームごとにメンバーを集めた合宿がいきなり開催され参加してきた。
Bristolでの開催だったのでいきなり約2週間ほど出張。入社して最初にやった仕事が海外出張のためのチケット予約でした。
既存のIssueを片付けたり、これからアーキテクチャどうするかみたいな話を延々としたり、ペアプロをしたりと色々やって、今までSlackとGithub上のみでしか話さなかったメンバーと実際に会って話したりしてその人となりを把握するのはすごく良いと思った。しかし、自分の英語力と既存Issue・コードへの理解では議論に参加するのは結構大変だったので継続的に頑張りが必要。 現地でSwift実践入門の著者の @yuseinishiyama さん(もちろんiOSチーム)と会ったり、@rejasupotaro とも久々に会ったけど元気そうだった。
移住
年末年始前後には夫婦でBristolに移住する計画はあるが、ビザ申請も始まっていないのでまだなんとも言えない。 住み始めたら合う合わないもあるかもしれないけど、最低2、3年ぐらいは住むぐらいの覚悟はある。
で、どこ?
Bristolは空港もあるし、運河があって雰囲気が良かったり、平日の天気が良い日は公園でみんなランチを食べたり、ちゃんとショッピングモールも存在している。田舎過ぎず、都会過ぎず、すごい良いところだった。
ロンドンからはまぁまぁ離れてる。電車かバスで2時間ぐらいで移動できるので東京-名古屋間ぐらい?
TempleMead駅。市内の移動でこの駅を使うことはほぼない?
運河近くのエリアは本当に綺麗でパブも多いし栄えている感じだった。
ショッピングモール。結構広い。
職場環境
コアタイムなしフルフレックス最高。出勤に関するストレスが全くなくなったと言っても良い。 必要に応じて家から働ける雰囲気もあるけど自分は家より会社の方が好きなので出社している。 オフィスで、内向け外向けの勉強会も定期的に開催されていて便利。
引っ越し
職場に合わせて広尾に引っ越した。近距離奨励金と住宅補助がもらえるので助かっている。 家から会社までドア2ドアで15分程度なのがフルフレックス制と合わせてさらに最高度を高めている。 キッチンも広くなって良い。
料理
キッチン広くなり料理する機会増えた。二人暮らしになり、作ったものを食べてくれる人がいる&1人で大量の料理を食べ続けなくて済むのも良い。 今年は一人暮らししていた時には手を出さなかった揚げ物を大量にしていきたい。 すでに既存の調理道具だけでこのコロッケを作って見たけど道具足りなくて結構苦労した。フライパンに浅めに油を敷くだけでは満足する揚がり具合は手に入れるの難しい。 しばらく日本には住んでいるのでその間は、是非揚げ物ライフ楽しんでいきたい。
最後にいつものやつ貼っておきます